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男子と生まれたからには
アドレッセンスを通過する時代に欲しくなる物が あると思うのです
僕の思いつく限りでは二つあり
それはバイクとオーディオです
尾崎豊の曲にも 欲しくて欲しくて盗んだ バイクで走りだす
そんな 歌詞もありましたね
平均的な昔の若者は満たされぬ想いを 堆積させつつ 大人になって行くのですが
私も 多感な時期に ラジカセで 聴いた 音楽を いつか あこがれの
ハイエンドオーディオで聴きたいと思っていました
そこで意を決して買いました C&Wという イギリス製のスピーカーです
ビル エバンスを聴けば いままで 聴こえなかった シンバルの音や
ライブ会場の オーディエンスの飲むグラスの氷のカラカラという音まで聴こえてきました
もう 他の スピーカーでは 聴けなくなりました
しかし しかし・・・・
慣れと いうものは 怖いもので C&Wの音も慣れて
最初の感動も 薄れてきました
しかし たまに 他のミニコンポなどの オーディオで聴けば
もう 雑音のようで聴けないのです
贅沢に慣れるってそういうことですよね
たまに インプラントをいれて あの苦痛に満ちた入れ歯から開放された
方で それほど インプラントの良さを実感していない人のいらっしゃいます
術者としては ガクッとくるんですけど
そんな方でも 半日 インプラントのメインテナンスで 上部構造をはずして
入れ歯をいれていただいた時に
その不便さに耐えられないと おっしゃいます
慣れは
欲望に支配され 贅沢に向かい
あきらめに支配され 質素に向かうものですね |